「スペシャル・ワン 関厳の経営コラム」
ハイペースで出世する人の共通点は何か?
こんにちは。日本エル・シー・エー取締役の関です。
日々のコンサルティングで感じていることを隔週で連載する経営コラム。
2回目のテーマは「ハイペースで出世する人の共通点は何か?」です。
■「役職」と「視点」の関係
コンサルティングという仕事上、様々な企業にお伺いし、
経営幹部や管理職の方とお会いする機会が多くあります。
そういった方々の中には、若くして抜擢され、新しく就いた役職でも高い評価を得て、
ハイペースで出世してきた人も多くいます。
ではこういった「ハイペースで出世する人の共通点」とは何でしょうか?
彼らの共通点の一つは
「常に一つ上の視点で仕事をしている」ということです。
例えば、
課長であれば部長の視点で仕事をする
部長であれば役員の視点で仕事をする
ということです。
彼らにとって「役職」と「視点」の関係とは
「役職が上がる」→「役職に即した視点で仕事をする」ではなく、
「高い視点で仕事をする」→「後から役職がついてくる」
という流れになっているのです。
■2つのアドバンテージ
「常に一つ上の視点で仕事をしている」人には
2つのアドバンテージが発生します。
①結果が出やすい
視点をあげることで問題を解決できるケースは多々あります。
例えば、ある製品を売ろうとしている営業部長が
視点をあげて開発部や企画部を巻き込んでいくことができれば
販売結果はより出やすくなります。
また上の視点で仕事することは上司から「お前は俺の考えがわかっている」と
いった評価にもつながります。
したがって、組織内で動きやすい環境ができ、
より一層結果が出しやすくなります。
②新しい役職にすぐに馴染みやすい
「常に一つ上の視点で仕事をしている」人は
自身の役職が上がった際に業務内容や役割の変化に戸惑うことが少ないのです。
その結果、新しい役職でも比較的早期に成果を出すことができ、更なる抜擢につながっていきます。
当然、実際に役職が上がってみると想像と違っていた、というケースもあるでしょうが、
一つ上の視点を意識してこなかった人との差は歴然です。
ちなみに「常に一つ上の視点で仕事をする」の理想形として
「常に経営者目線で仕事をする」という考え方がありますが、
これは常日頃から実践するにはレベルが高すぎるというのが実状です。
そもそも経営者の仕事内容はよほど近くで働いていないと中身がわからないですし、
また精神的なプレッシャーも想像ができないものであるからです。
■「一つ上の視点で仕事をする」を実践する為に…
最後に「一つ上の視点で仕事をする」為のおススメな方法を紹介します。
自分の名刺を1枚だけ出して役職部分に一つ上の役職を記入してみてください。
その名刺を手帳にはさむなり、携帯電話の壁紙にするなりして
できるだけ1日1回以上見て、「自分がこの役職だったらどのように仕事に取り組むか」を
考える機会を作ってみてください。
単純なことですが、視点の持ち方は自身の考え方次第でいくらでも変えることが
できますので、少しずつですが確実に行動が変わっていくはずです。
(※「出世」という言葉は「世に出て、高い地位につく」という意味あいが強いのですが、
本コラムでは「会社における地位が上がる」といった意味あいで使用しています。)
2010.2.3 日本エル・シー・エー取締役 関 巌

