西木のコラム
フランチャイズは「教育産業」(2010.1.25)
私たちはフランチャイズは教育産業であると捉えています。
そういった話をすると違和感を覚える方もいらっしゃると思いますが、
ここで一つ事例を考えて見ましょう。
例えば、おいしいラーメン屋があったとします。
ラーメン屋の仕事は、おいしいラーメンを作る事です。
フランチャイズとなると、この図式が変わってきます。
「おいしいラーメンを作る方法を人に教える」事業という要素が入ってきます。
フランチャイズ展開をする事によって
「ラーメン屋」から「教育産業」に変わるのです。
この事が理解できずに、伸び悩んでいるフランチャイズが非常に多いのです。
フランチャイズを考えた場合に
この「人に教える」という性質を考えて、パッケージを組む必要があります。
この事を捉えると、パッケージの作り方の手順も変わってきます。
通常は、フランチャイズの構築を考えた際に
①基になるビジネス
②繁盛店(モデル店)作り
③FCパッケージの検討
という流れが考えられます。また、実際にそのように紹介されていることも多いのです。
しかし、多数のフランチャイズのモデルを考えると、必ずしも上記の流れが効率的か
といと、そうとは限りません。
①基になるビジネス
②FCパッケージの検討
③繁盛店(モデル店)作り
一見、違和感を感じる部分もあると思いますが、効率的な方法です。
加盟店にノウハウを伝えやすいモデルを考えて
そのイメージに、現実の店舗モデルを作り上げていく事が、効率的であり
将来のトラブルを回避しやすいと言えます。
もっとも、これらの内容は、その事業の特性によって、変わってきます。
「人が直接関係しない事業」であれば、人を教育せずとも
その商品や事業モデルで収益を上げる事ができる為
事業の展開スピードもより速く展開できます。
逆に、加盟店を教育するには難易度が高い事業であれば
加盟店を教育する為の、効率的で効果的なトレーニングシステムの設計が
絶対に必要になってきます。
実際に、理念の浸透、店長の教育、SVの努力、アルバイトの参画によって
厳しい環境、厳しい業態でも、現状を打破して、成果を挙げる一加盟店は
たくさん見てきました。
フランチャイズを検討いただいている企業様は、是非、自社の事業特性に応じ
て、「教育産業」として考えた場合に、何が必要かを考えて頂ければと思います。
でも、今までラーメンは作った事があるけど、教育はした事がないという方は
どうすればいいでしょうか。
その場合は、徹底的に属人性を排除し、人の能力によって収益が変わらない
ようなモデルに作り上げていきます。
カリスマ店長やトップセールスマンでなくて、場合によっては入社数ヶ月の
新入社員でも収益があげられるようにする。
表現は変ですが、徹底的に「教育産業」としての特性をなくす取り組みをするのです。
フランチャイズとして展開する前に
①十分なトレーニングシステムがあるか
②「属人性」を減らす為の工夫が出来ているか
を、もう一度考えてみて下さい。
